激落ちくんスポンジの仕組みを簡単に言うと、一種の研磨剤で汚れを削り落しています。
研磨剤ですから表面がこれより柔らかいものに使用すると、汚れと一緒に表面にも傷をつけ、あるいは削り取ってしまうことに要注意です。
激落ちくんのスポンジで汚れが落ちる仕組み
「水だけで汚れが落ちる、洗剤入らずの魔法のスポンジ」として1999年に誕生した激落ちくんですが、どういう仕組みでこんなに汚れが落ちるのか知っていますか?
一般的なスポンジと違って激落ちくんの材質であるメラミンフォームはメラミン樹脂をミクロン単位で発泡させた硬度の高い骨格構造をしています。
この非常に細かい無数の網の目で対象物の細かなへこみや溝にまで入って汚れを水だけで簡単にかき出してくれるわけです。
言うならば研磨剤ですから表面がこれより柔らかいものは、汚れと一緒に表面にも傷をつけ、削り取ることがあるため、注意が必要です。
激落ちくんを使ってはいけない場所
どんな場所のお掃除にも便利に使えそうな「激落ちくん」ことメラミンスポンジ。
実は使ってはいけない所もあるのです。
ツヤのある材質のもの
- ツヤのあるステンレスシンク
⇒細かいキズをつけてしまいくもってしまいます。
表面がコーティングされているもの
- コーティングされているフローリング
- ポリ塩化ビニル(塩ビ)クッションシート
- トイレの便座や蓋
- くもり止め加工をしている鏡やガラス面
⇒傷をつけ、くもらせたりコーティングを剥がしてしまいコーティングの機能を失わせてしまいます。
樹脂製の水回り品
- 樹脂製の浴槽
- 樹脂製の洗面カウンターやボウル
⇒ツヤのあるものにはもちろんNGなのですが、ツヤのないものでも使うと表面をを傷つけることでその後余計に水アカや汚れが付きやすくなってしまうこともあるのです。
表面が削れる塗装なもの
- 漆器類
⇒今までの例を見ると想像がつきますが表面を削ってしまうので使ってはダメです。
激落ちくんで顔こするのはダメ!
以前痛ましい事故がありましたが、幼児の顔についたマジックを落とそうというのも駄目です。皮膚についたマジックを落とそうという気持ちは少し分かるんですが。
激落ちくんで歯を磨くのもダメ!
同じように、激落ちくんで歯を磨くのもダメです。
表面のエナメル質を削ってしまいます。
他に気を付けることは?
また電子レンジ庫内など電化製品にも使いたくなりますが、その際にも感電の危険性があるので、使った後は必ず水分を拭き取り乾燥させることが必要です。
一応肌が弱い方や長時間使用する場合は、肌荒れを防ぐため、掃除用手袋やゴム手袋をつけてから使うといいでしょう。
使いどころに注意して、激落ちくんスポンジで良い掃除ライフを!